Maison Classique

ビスポークの旅は、一つの対話から始まります。動き、好み、そして個人のリズムを丁寧に紐解きながら、伝統に根ざし、意志を映し出すように仕立てられる一足。すべてはあなたを中心に、時間をかけて、精緻に、そして唯一無二の形へと仕上げられます。

クラフツマンシップの細部に触れる

Herman Shoeman Maison Classique - bespoke measurements

形の奥にあるかたち

採寸と木型

お客様のご希望やライフスタイルを丁寧にお伺いしたうえで、ビスポークシューズの第一工程である「採寸」に入ります。

日本の伝統的なビスポーク測定法に基づき、足のサイズを正確に記録し、骨格の特徴や歩行の癖なども観察・記録します。これにより、お客様専用の木型づくりに欠かせない深い理解が得られます。

採寸データをもとに、熟練の職人が数値を分析し、木型の設計に入ります。一対の木型は、足の形に忠実でありながら美しいトゥシェイプを備えるよう、すべて手作業で削り出されます。

Herman Shoeman Maison Classique - trial

足のためのリハーサル

仮靴との最初の一歩

2回目のご来店時には、お客様専用の仮靴をご用意いたします。実際に履いていただくことで、足に馴染む感覚やフィット感をご体感いただけます。

その後、職人がフィッティングを丁寧に確認し、お客様からの着用感のご感想も伺いながら、最適なフィットへ向けて木型を調整いたします。

Herman Shoeman Maison Classique - closing

仕立ての優雅な工程

最高の素材を選び、丹念に形づくる

木型が確定した後は、いよいよ靴づくりが始まります。

上質なレザーの中でも最良の部位を選び取り、パターンに沿って裁断(クリック)します。その後、パーツは一つひとつ丁寧に薄く漉かれ、通常は手でゆっくりと操作されるミシンによって正確に縫製されます。

Herman Shoeman Maison Classique

シルエットを支える強さ

すべては手仕事で導かれる

レザーインソールは、ウェルトを支える基盤として、成形・彫刻されます。アッパーは木型に沿って高精度で釣り込み、続いてウェルト縫い、アウトソールのステッチ、ヒール積み上げへと進みます——いずれも手作業で丁寧に行われます。

一つひとつの工程に意味があり、何十時間にも及ぶこのプロセスが、高品質かつ修理可能な一足を生み出します。

Herman Shoeman Maison Classique - patina

洗練の最終層

仕上げの一手

シューズの完成後、上質な仕上げ工程によってアッパーに保護と美しさを与えます。ご希望に応じて、レザーダイによるパティーナ仕上げも承っております。